千葉県民にとって「ホワイトギョーザ」といえば、野田市のあのお店を思い出す方も多いと思います。私もその一人。昔は船橋にもお店があり、そこで食べた、あのカリッともちもちの独特な皮と、野菜たっぷりの餡がたまらない、あの味が忘れられませんでした。そんな懐かしの味を求めて、今回は宮城県名取市にある「ホワイトギョーザ 」へ行ってきました。
ホワイトギョーザ サガノ家
そもそも「ホワイトギョーザ」は、千葉県野田市に本店を構える餃子専門店グループです。その歴史は戦後、創業者が満州(現在の中国東北部)で白(パイ)さんという方から餃子作りを教わったことに始まります。その恩人の名前にちなんで「ホワイトギョーザ」と名付けられました。
ここ「サガノ家」は、その伝統を受け継ぐ人気店の一つ。2017年にリニューアルオープンし、地元の人々に愛され続けています。サガノ家のこだわりは、なんといっても厳選された食材。餡には宮城県産の「もち豚」と新鮮な国産野菜をふんだんに使用し、独特の食感を生み出す皮もお店で丁寧に仕込んでいます。ニンニク不使用なので、匂いを気にせず食べられるのも嬉しいポイントです。


妻が注文した「2種類のタレで食べる水餃子」です。茹で上げられた餃子は焼き餃子と違うつるん、ぷるんとした喉ごし。厚めの皮が餡の旨みをしっかりと閉じ込めています。楽しみは2種類のタレ。さっぱりとしたポン酢ベースのタレと、食欲をそそるピリ辛のタレ(ゴマ風味)が用意されており味の変化を楽しめます。焼き餃子とは対照的な、優しい味わいとしっとりとした食感は、まさに新感覚。こちらも定食でいただくことができ、大満足でした。


私は、伝統の味「焼き餃子定食(8個)」です。運ばれてきた瞬間、「これこれ!」と思わず声が出そうになる俵型のフォルム。たっぷりの油で揚げ焼きにされた皮は、表面がカリッと香ばしく、内側は驚くほどもちもち!この独特の食感がホワイトギョーザ最大の魅力です。一口かじると、中から野菜の甘みが詰まった熱々の餡がじゅわっと溢れ出します。もち豚のコクが野菜の旨みを引き立て、あっさりしているのに満足感は十分。ご飯、玉子スープ、小鉢が付いた定食は、まさに黄金の組み合わせです。最高です。






おうちでも!絶品「持ち帰り冷凍餃子」がおすすめです。お店で教わった美味しい焼き方のコツは「たっぷりの熱湯と油で、煮るように、そして揚げるように焼く」ことですが、ちょっと手間が掛かりますので、我が家では専ら水餃子にしています。5分ほど茹でて浮いてきてから、もう少し茹でると最高の水餃子が出来上がります。

かつて船橋にもあったホワイトギョーザは残念ながら閉店してしまいましたが、その味はここ宮城の地で食べることができました。昔を思い出しながら食べる焼き餃子、そして新たに出会った水餃子の美味しさは名取までドライブしても頂きたい気持ちになりました。ホワイトギョーザファンの方はもちろん、まだ食べたことがないという方にも、ぜひ一度「サガノ家」の餃子を味わってみてほしいです。ご馳走様でした。
お店情報
店名 ホワイトギョーザ サガノ家
住所 〒981-1224 宮城県名取市増田3丁目1−40
電話番号 022-382-4880
定休日 月曜日
営業時間 11:30 - 14:30 17:00 - 19:30
日・祝日 11:30 - 14:30 16:30 - 19:30
備考





