先日、ヨドバシカメラ仙台で溜まっていたグランチャの写真を印刷しようと、妻と二人で出かけたときのこと。プリントの仕上がりまで少し時間がかかるとのこと。「さて、この待ち時間をどうするか…」答えは一つしかありません。そう、ランチです！
マロリーポークステーキ ヨドバシ仙台店
腹が減っては戦はできぬ、とばかりにレストラン街を練り歩いていると、ひときわ異彩を放つお店が我々の目に飛び込んできました。その名も「マロリーポークステーキ」！なんだかすごい名前です。店の前にある写真には、信じられないほどの厚みを誇る豚肉の塊が。「これは…事件の匂いがするぞ」と、吸い寄せられるように入店したのでした。
席に着くと、注文はテーブルのQRコードをスマホで読み取る最先端のスタイル。なるほど、今どきだね、なんて言いながらスマホを操作するのですが…なぜか、何度やっても注文画面に進めない！
「あれ、おかしいな。また新しいアプリでも入れるのか？」と老夫婦二人で悪戦苦闘。
しかし、ふと周りを見渡すと、我々だけではありませんでした。隣の若者グループも、向かいのカップルも、みーんなスマホを片手に首を傾げているではありませんか！店内には「あれ？」「できないね…」という、かすかな戸惑いの声がこだましています。
そう、この日のこの時間、まさかのお店の注文システムが完全ダウン！店内全員が参加する、予期せぬITパニックに巻き込まれてしまったのです。いやはや、困ったもんですが、妙な連帯感が生まれて面白かったですね。
引用元：「MalloryPorkSteak仙台店」店舗ページ｜【公式】ヨドバシ仙台（マルチメディア仙台）
店員さんの懸命な対応（多分リセット）により、なんとか注文を終えた我々の前に、ついに"ヤツ"が姿を現しました。妻の挑戦は、日和山（おろしだれ追加）。日本一低い山として知られる「日和山」。しかし、目の前に現れたのは、標高こそ低いものの、見事な断崖絶壁を誇る肉の塊！妻は賢明にも、さっぱりとした「おろしだれ」をオプションで追加。これが後々のナイス判断となります。
そして私の挑戦は高尾山。私の前には、さらに標高の高い「高尾山」がどーん！と鎮座。これはもうステーキというより、肉の塊、いや、肉の岩石です。厚みがすごい。この圧倒的なビジュアルだけで、お腹がいっぱいになりそうです。ナイフを入れてみると…おぉ、驚くほどスッと入っていきます。これが噂の低温調理！口に運ぶと、見た目からは想像もつかないほどホロリと柔らかい食感です。
正直な感想…我々には、まだ早すぎた山だったかもしれない。肉は間違いなく柔らかい。しかし、正直に言いましょう。私たちのような、酸いも甘いも噛み分けてきたシニア世代の胃袋には、この肉塊の脂と圧倒的なボリュームは、少々ヘビー級すぎたかもしれません（笑）。一口、また一口と食べ進めるうちに、だんだんとペースが…。
とはいえ、決して美味しくないわけではないのです。むしろ、これはこれで「号外レベルの、とんでもない肉の塊を食らう」という、唯一無二の体験。普段味わうことのないワイルドな肉の旨みを、これでもかと堪能させていただきました。妻が追加した「おろしだれ」に何度も助けられながら、なんとか登頂（完食とは言っていない）に成功です！
写真の印刷待ちから始まった、思いがけないアドベンチャー。システムトラブルに始まり、規格外のポークステーキとの格闘で終わるという、忘れられないランチタイムとなりました。正直、私たちの口には100%合ったとは言えないかもしれません。でも、「面白かったか？」と聞かれれば、間違いなく「最高に面白かった！」と答えます。
胃袋に自信のある若者たちよ、肉をこよなく愛する挑戦者たちよ、ぜひマロリーの肉山に挑んでみてください。話のネタになること、間違いなしです！
ご馳走様でした。
店名 マロリーポークステーキ ヨドバシ仙台店
住所 〒983-0852 宮城県仙台市宮城野区榴岡１丁目３−１ 6F
電話番号 022-200-2129
定休日 無休
営業時間 11:00 - 23:00 L.O. 22:00
備考
