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仙台在職中の食いしん坊、元千葉県民オヤジの写真とカメラと酒麺飯クロニクル

【グルメ・間宮商店 食堂部】塩釜ドライブで見つけた至福の朝ごはん。羽釜ごはんは最高の贅沢だった。塩竈市 東塩釜駅から1,098m 初訪問

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休日の朝、目覚ましをかけずにゆっくりと起きる。「今日は美味しい魚でも探しに行かないか?」そんな会話から、私たちの小さな冒険は始まりました。朝食はコーヒーとパンで軽く済ませ、目指すは港町・塩釜。あえて高速道路は使わずに、仙台からのんびりと下道をドライブ。今日の目的地は特定のお店ではなく、「塩釜水産物仲卸市場」そのもの。活気あふれる市場を歩き、その日の気分で最高に美味しいものを見つけよう、という算段です。

 

羽釜ごはんで食べる間宮商店食堂部


市場に到着すると、そこはまさに海の幸のワンダーランド。威勢のいい声が飛び交い、キラキラと輝く新鮮な魚介がずらりと並びます。多くの人が、場内で好きな海鮮を買い集めて自分だけの「お好み丼」を作って楽しんでいます。
「マグロもいいね」「大きなエビも美味しそうだ」私たちも目を輝かせながら場内を散策していました。

その、時でした。どこからともなく漂ってくる、抗いがたいほど香ばしい匂い。醤油と魚の脂が炭火で焼ける、日本人のDNAに直接訴えかけてくるような、あの香りです。匂いの元をたどっていくと、そこには「間宮商店 食堂部」という暖簾が。ガラス越しに見える、炭火でじっくりと焼かれる”ひもの”の姿。

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「…お好み丼もいいけど、今日は、こっちじゃないか?」
市場探検の目的は、一瞬にして「あのひものを、炊き立てのごはんで食べること」に変わりました。偶然の、しかし、胃袋が「これだ!」と叫ぶ、必然の出会いでした。


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まず特筆すべきは、店名にもなっている「羽釜ごはん」。ふっくらと、一粒一粒が輝くように炊き上げられたごはんは、蓋を開けた瞬間に甘い香りの湯気が立ち上ります。これだけでもご馳走です。大盛りにして大正解でした。
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妻は、銀たらみりん定食(ハーフサイズ・ご飯少なめ)
サイズやご飯の量を調整できるのが、嬉しい心遣いですね。そして、運ばれてきた定食を見て、思わずゴクリと喉が鳴りました。香ばしいみりんの甘じょっぱさと、ふわっふわでとろけるような銀だらの身。上品な脂の甘みが口いっぱいに広がり、こちらもごはんとの相性は言うまでもありません。

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私:昆布とろさば定食(フルサイズ・ご飯大盛り)+めかぶ小鉢です。「昆布とろさば定食」は、フルサイズの名に恥じない、堂々たる大きさ。炭火でパリッと焼かれた皮目と、箸を入れるとじゅわっと溢れ出す脂のコントラストがたまりません。昆布の旨味をまとったサバの身は、驚くほどしっとりとしていて、塩加減も絶妙。この一切れで、大盛りのごはんが半分消えてしまうほどの破壊力です。そして名脇役の「めかぶ小鉢」。シャキシャキとした食感と磯の香りが、最高の箸休めになってくれました。

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美味しいもので火照った体を、神社の厳かで清らかな空気が優しく鎮めてくれます。緑豊かな境内をゆっくりと歩き、参拝を済ませると、心の中までスッと整っていくようでした。美味しいものでお腹を満たし、神聖な場所で心を清める。塩釜での休日は、私たちにとって、この上なく贅沢な時間となりました。

 

 

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「お好み丼」もいつかリベンジしたいですが、きっと次も、あの香ばしいひものの誘惑には勝てそうにありません。

 

店名 羽釜ごはんで食べる 間宮商店 食堂部
住所 〒985-0001 宮城県塩竈市新浜町1丁目48−5 塩釜水産物仲卸市場

電話 不明
営業時間 平日 8:00〜13:00 / 土・日・祝 7:00〜14:00 ※L.O.閉店30分前
定休日 水曜日

備考 

 

カメラ
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