「今日の昼は、絶対に美味しい中華が食べたい」。そんな気持ちに応えてくれる、私たち夫婦のお気に入りの店が「広東飯店 美香園」です。今回で5回目の訪問。混雑は必至なので、開店時間ジャストを狙ってお店に到着しました。しかし、扉を開けてびっくり!既に店内には先客の姿が。さすがは仙台を代表する名店、その人気ぶりには毎回驚かされます。
広東飯店 美香園
仙台で長く営業を続ける、本格広東料理の老舗です。その人気は絶大で、特にお昼時は、美味しいランチを求める人々であっという間に行列ができます。私たちが開店直後に訪れても既に席が埋まり始めているのは、もはや日常の光景。それでも通いたくなるのは、何を食べても期待を裏切らない、確かな美味しさがあるからです。店内はいつも活気に満ちており、本場の雰囲気の中で、幅広い世代のお客さんが食事を楽しんでいます。
幸運にも、私たちは1階のテーブル席に滑り込むことができました。さて、メニュー選びです。妻は「鶏肉と野菜のカシューナッツ炒め定食」を、私は白米が恋しくなる「ホイコーロー定食」を。心待ちにしていた、本格中華ランチの始まりです。




妻が注文した一皿は、彩りも鮮やか。柔らかく下ごしらえされた鶏肉、パプリカやタケノコなどシャキシャキの歯ごたえを残した野菜、そしてカリッと香ばしいカシューナッツ。異なる食感の食材が、上品な塩味ベースの餡で見事に一つにまとまっています。素材の味を活かす、これぞ広東料理の真骨頂。丁寧な仕事ぶりが光る、優しいながらも奥深い味わいです。



私がたのんだのは、中華の定番「ホイコーロー」。運ばれてきた瞬間に、甜麺醤(てんめんじゃん)の甘く香ばしい匂いが立ち上り、食欲を直撃します。柔らかい豚バラ肉と、甘みを引き出されたキャベツに、コクのある特製の味噌ダレがしっかりと絡みついています。少しピリ辛で濃厚なその味わいは、言わずもがな白米との相性が抜群。ご飯の上にのせて、かきこむように食べるのが最高の幸せです。



そして、美香園さんを語る上で絶対に外せないのが、食後の杏仁豆腐です。定食にもセットで付いてきますが、このクオリティが本当に素晴らしい。驚くほど滑らかで、とろけるような舌触り。そして、杏仁の豊かな香りが口いっぱいに広がります。濃厚な中華料理の味わいを、この上品な甘さの杏仁豆腐がすっきりと洗い流してくれるかのよう。料理もさることながら、この杏仁豆腐が本当に美味しいのです。


今回の訪問も、もちろん大満足でした。私たち夫婦は、これまで様々な中華料理店を訪れてきましたが、正直に言ってここ「美香園」さんがピカイチだと感じています。本格的で本当に美味しい料理、活気ある雰囲気、そのすべてが、私たちを虜にする理由です。
「次は麻婆豆腐と餃子にしようか…」。会計を済ませる頃には、もう次回の訪問に思いを馳せている私たちがいました。ごちそうさまでした。
電話 022-262-0731
住所 仙台市青葉区国分町3-6-16
営業時間 11:30~14:30、17:30~22:00
日曜、祝日11:30~15:00、17:30~21:30
定休日 不定休
備考
