威勢の良い掛け声が飛び交い、新鮮な魚介や野菜が所狭しと並ぶ「仙台の台所」仙台朝市。その懐かしい昭和の風景の中に、突如として現れるスタイリッシュな空間があります。今回訪れたのは、朝市に新しい風を吹き込む話題のお店「Louver(ルーバー)」です。市場の活気ある雰囲気とは一線を画す、洗練された外観とガラス張りの開放的なデザイン。「朝市もこうやって進化していくんだな」と、街の新たな展開を感じずにはいられません。古き良き市場の空気と、現代的なカフェ文化が交差する、何とも面白いロケーションです。
Louver(ルーバー)
店内に一歩足を踏み入れると、そこは無機質ながらも温かみを感じる、都会的なカフェ空間。今回は散策の休憩がてら、カフェタイムでの利用です。妻は温かい「カフェラテ」を、私はこだわりのドリップコーヒーから「エチオピア」を注文しました。市場の熱気をBGMに、香り高い一杯でひと休み。こういう感度の高い素敵なお店が、このエリアにどんどん増えてほしいと願うばかりです。
「仙台の台所」仙台朝市の路地裏に誕生した、無機質なコンクリートとガラスが印象的なカフェ&バー。市場の喧騒の中にありながら、洗練されたモダンな空間を提供しています。昼はバリスタが淹れる本格コーヒーやランチ、夜はクラフトビールやワインを楽しめる、朝市の新しいカルチャー発信地として注目を集めています。「Louver」という店名が示す通り、デザイン性の高い外観や内装は、これまでの朝市のイメージを覆すかっこよさです。 しかし、不思議と市場から浮いているわけではなく、新しい世代が市場文化を再解釈して楽しんでいるような、ポジティブなエネルギーを感じます。ランチ利用はもちろん、夜はお酒も楽しめるそうで、仕事帰りに市場で一杯、なんて粋な使い方もできそうです。




妻が選んだのは、美しいラテアートが施された「ホットカフェラテ」。 きめ細やかなスチームミルクの口当たりがとても滑らかで、エスプレッソのコクとミルクの甘みが絶妙なバランスです。無機質な空間の中でいただく温かいラテは、心までほぐしてくれるような優しさがありました。
私がオーダーしたのは、シングルオリジンの「エチオピア」。 ハンドドリップで丁寧に淹れられたこのコーヒーは、まさに「サードウェーブ」を感じさせる一杯でした。 一口含むと、コーヒーとは思えないほどフルーティー。浅煎り特有の酸味は尖っておらず、まるでシトラス**のような爽やかな香りが鼻に抜けます。苦味はほとんどなく、ティーライク(紅茶のよう)で非常に軽やか。 「コーヒーは苦いもの」という概念を覆す、果実味あふれる味わいは、洗練されたこのお店の雰囲気にぴったりでした。。

仙台朝市という歴史ある場所に生まれた、新たなカルチャーの拠点「Louver」。 古いものと新しいものが共存することで、街はもっと面白くなる。そんな予感を感じさせてくれる、素敵なカフェタイムでした。 次はぜひ、夜の雰囲気も味わってみたいと思います。
お店情報
店名 Louver(ルーバー)
住所 宮城県仙台市青葉区中央3-8-14 第2カネマビル
電話 080-3155-7771
営業時間 8:00-24:00
定休日 設定なし
備考


