この日は、長年共に切磋琢磨してきた友人の送別会。特別な夜にふさわしい場所として、絶大な信頼を置いている二日町の隠れ家的な和食店を予約しました。ランチやおせちを通して、その実力は十二分に承知していましたが、夜の訪問は今回が初めて。オレンジ色の暖簾をくぐり、板長の元気な挨拶に迎えられると、それだけで「今日は間違いなく良い夜になる」という確信が持てました。
手作り和食 つぐみ
さて、今回お願いしたのは「【季節の握り寿司コース】凛(りん)」という全8品のコースです。当時の価格で8,700円(税込)ほどでしたが(※現在は価格改定されているようです)、内容の充実ぶりを考えれば極めて良心的。以前ランチで伺った際、その丁寧な仕事ぶりに惚れ込んだのですが、夜はさらにその真骨頂が発揮されます。板長がカウンター越しに、その日仕入れたばかりの食材や、一品一品に込めた想いを情熱的に説明してくださるのですが、その話がまたお酒を進ませます。友人と積もる話に花を咲かせつつ、板長の魔法のような手仕事で次々と供される創作料理に、終始驚きと感動が止まらない素晴らしい宴となりました。
お店の紹介
仙台市青葉区二日町、ビルの2階にひっそりと店を構える「手作り和食」の名店です。店名通り、板長の丁寧な手仕事が光る創作和食が自慢。お出汁の優しさが染み入るおばんざいから、趣向を凝らしたメイン料理、そして鮮度抜群の握り寿司まで、五感で楽しめるコース料理が評判です。地酒のラインナップも非常に充実しており、確かな腕を持つ板長との会話を楽しみながら、大切な人と静かに盃を交わすのに最適な、二日町の隠れ家的なスポットです。


まずは、きめ細やかな泡が美しい生ビールで乾杯。喉を潤したところへ運ばれてきたのは、宝石箱のように美しい先付です。
しっとりとした豆腐の上に、カニの身が贅沢にあしらわれ、黒豆と可憐な花が添えられた一鉢。これから始まるコースへの期待を最高潮に高めてくれました。




こちらのお店は、日本酒の揃えも実に心憎いのです。宮城の地酒はもちろん、東北各地の銘酒が並び、中には「隠し酒」の文字も……。
そんな中でこの日出会えたのは、王者の風格漂う「十四代 中取り上諸白」。芳醇な香りと雑味のない気品ある味わいが、板長の繊細な料理に寄り添い、さらにその美味しさを引き立ててくれました。



続いては、目にも鮮やかなメイン級の料理たちが登場します。
あられを纏わせてサクサクに揚げられた海老の変わり揚げには、春の息吹を感じる山菜の天ぷらが添えられています。板長の詳しい解説を伺いながら頂く一皿一皿は、単なる食事を超えたエンターテインメントのようです。





コースの締めくくりには、職人技が光る「凛」とした握り寿司が登場し、友人との名残惜しい宴は最高のフィナーレを迎えました。
モダンなドット柄の湯呑みで最後にお茶を頂きながら、大切な節目をこの場所で祝えた喜びを噛み締めました。期待を遥かに超える、二日町の誇るべき名店での一夜でした。



間違いなく「お値段以上」の満足感が得られるお店です。 二日町で、落ち着いて美味しい和食が食べたくなったら、迷わずここをお勧めします。ごちそうさまでした。!
電話 022-302-7890
住所 〒980-0802 宮城県仙台市青葉区二日町14−10 八百吉ビルディング 2F
営業時間 11:00 - 14:30 17:30 - 22:30
定休日 月曜・日曜・祝日
備考
