紅葉シーズンにはまだ少し早い、穏やかな秋の日。かねてから訪れてみたかった、岩手県金ヶ崎町にある「侍屋敷 大松沢家」へと妻と二人で車を走らせました。赤く染まった木々もあれば、まだ緑の葉もあり、その見事なグラデーションが秋の始まりを告げています。今日は愛機の「Fujifilm X-T5」に広角レンズ「XF14mm」を装着。このレンズは、歴史ある侍屋敷の荘厳な建築美や、手入れの行き届いた庭園の広がりを切り取るのに最適です。夢中でシャッターを切り、少し早めに着いた私たちは、ランチの前にまず喫茶でゆったりとした時間を過ごすことにしました。
「大松沢家」は、江戸時代の武家の暮らしを今に伝える、歴史ある侍屋敷です。岩手県金ヶ崎町に位置し、その荘厳な茅葺き屋根の門構えや、美しく手入れされた日本庭園は、訪れる者を圧倒します。















ランチの予約時間まではまだ少し間があったので、まずは併設の喫茶で時間潰し。私は「抹茶とモンブランのセット」を、妻は「抹茶と和三盆の干菓子」を選びました。このモンブランが大当たり。和栗の風味が非常に濃厚で、滑らかなクリームと抹茶の苦味が見事に調和しています。妻の干菓子も上品な甘さで、格調高い空間にぴったりのデザートタイムとなりました。
侍屋敷 大松沢家
この貴重な歴史的建造物が、現在はレストラン・カフェとして開放されており、私たちもこうして訪れることができます。四季折々の庭園の美しさ(今回は見事な紅葉のグラデーションでした)を眺めながら、ゆったりと食事や喫茶を楽しめる、まさに非日常的な空間です。
先ほど導入でも触れましたが、ランチ前にいただいた喫茶メニューが素晴らしかったので、改めてご紹介します。
妻が選んだのは「抹茶と和三盆の干菓子」。キリリと点てられた抹茶の苦味と、口の中でほろりと溶ける和三盆の上品な甘さが、この上なく合います。

そして私が注文した「抹茶とモンブランのセット」。これが本当に美味しくて、選んで大正解でした。濃厚な和栗のペーストが使われており、栗そのものの風味が口いっぱいに広がります。甘すぎず、抹茶の苦味が栗の風味をさらに引き立ててくれる、素晴らしい逸品でした。



デザートを楽しんでいるうちに、いよいよランチの時間。今度は食事を注文します。ランチ定食の素晴らしい点は、セルフサービスの「サラダバー」が付いてくること!これがまた充実の内容。シャキシャキの緑のサラダ(ドレッシングは2種類)、箸休めにぴったりのマカロニサラダ、ごま油が香るもやしナムル。そして、特筆すべきは**「妙に美味しいとろろ」**です。出汁が効いているのか、これだけでご飯が進んでしまいそうな美味しさでした。


妻が選んだのは、黒酢あんの定食。メニューには「夏のメニュー」とありましたが、この日はまだ提供されていました。鶏肉でしょうか、カラッと揚がった具材に、酸味がしっかりと効いた黒酢あんがたっぷり。この酸味が食欲をそそり、ご飯が止まらないと大満足の様子。ご飯、お味噌汁、そしてデザートの果物がついた完璧なセットです。


私は王道の「生姜焼き定食」を。こちらもご飯、お味噌汁、果物が付いています。運ばれてきた生姜焼きは、香ばしい匂いが立ち上り、見るからにご飯に合うビジュアル。タレがしっかり絡んだ柔らかい豚肉は、生姜の風味が効いていて、これぞ日本の定食、という安心感のある美味しさ。もちろん、サラダバーでたっぷり持ってきたとろろをかけて、"とろろご飯"にして楽しんだのは言うまでもありません。


紅葉のグラデーションが美しい歴史的な空間で、素晴らしい写真を撮り、絶品の和栗スイーツに癒され、最後は充実のサラダバー付きランチでお腹も心も満たされる。「大松沢家」は、一度で何度も美味しい、最高の場所でした。次は紅葉が真っ赤に染まる頃に、また訪れてみたいと思います。
最後に重要な事を記載します「ランチは予約必須」です。予約しないと待ちますよ!
最後までお読み頂き有難うございました。
お店情報
店名 侍屋敷 大松沢家
住所 〒029-4503 岩手県胆沢郡金ケ崎町西根達小路2−2
電話 080-5552-2071
営業時間 喫茶10:00~15:00
ランチ11:30~13:30
定休日 月曜日
備考


