Nikomat Ftn が甦った。
ちょっと大袈裟でしたね(笑) ニコンイメージング修理センターで、現在行われている " F&ニッコール限定メンテナンス " にお願いしていたNikomat Ftn が帰ってきました。とても有難いメンテナンス企画です。この機を逃すまいと、このメンテナンスが始まって直ぐに送付し、内容確認を経て12月12日に正式受付をして貰い、年末26日に手元に届きました。正式受付から2週間でした。
Nikomat Ftn を手にいれたエントリーはこちらです。
修理内容の紹介と、試写した写真を少し載せたいと思います。最後までおつきあいをお願いします。
Nikon Nikomat Ftn
Nikomat の事を少しだけ。最近、フィルムカメラの人気が戻って来ているらしい。反面フィルムカメラの中古相場は下がっているとか。人気が上向きで、値が下がるのだから、市場のカメラは減ってしまうのだろう。今のうちに色々買っておいた方が良いのかもしれない。
この Nikomat もヤフオクで見ると惨憺たる価格で売られている。大きくて重いから人気が無いのが理由の様です。でも完動品は高い。プロのメンテナンスを受けるとそんな相場になるから仕方がない。動かないのを買っても意味がないからね。
Nikomat は機械式カメラなのだ。これがお気に入りの理由です。調べて見ると1967年~1975年の8年間販売され、プロ用のFシリーズと異なり、一般コンシューマー向けにガッチリ造られた中級機に位置します。露出計を内蔵した機械式一眼レフカメラです。シャッタースピードは B, 1~1/1000秒。シャッターは縦走りのメタルフォーカルプレーンシャッターです。MXシンクロ付で絞込みプレビュー機構があり、なんとミラーアップが可能、セルフタイマが付いています。
レンズの装着方法が変わっていて、レンズの絞りをまずF5.6にセットしておく。ボディの爪ピンをガイドにしてレンズを取り付けたら、レンズの絞りリングを左いっぱい、さらに反対方向の右いっぱいに回し、レンズの開放F値をボディに伝える必要がある。この時ガチャガチャと音が鳴る。この音がイイんです。中を見ると機械じかけが凄いんだからね。
シャッタースピードもフィルム感度の設定もレンズマウントの下方にあるので、久しぶりだと操作が面倒です。
ニコンイメージング修理センターのチェックシート
一枚表だけ貼り付けます。とても沢山の項目を調整しチェックしてくれたのがわかります。一つ一つを書き出しませんが、全モルトの交換に始まり、巻き上げ下げ、ストロボの接点、露出計の精度調整、ファインダーとスプリットマットが綺麗になって本当に有難いです。 知らなかったのですが、ボディ底の電池ブタが改造品だったらしく交換(中古品ですが)してくれました。助かりますね。
試写
Nikomat Ftn + Ai Nikkor 50mm F1.4S + FUJI C200
Nikomat Ftn + Ai Nikkor 50mm F1.4S + FUJI C200
Nikomat Ftn + Ai Nikkor 50mm F1.4S + FUJI C200
Nikomat Ftn + Ai Nikkor 50mm F1.4S + FUJI C200
Nikomat Ftn + Ai Nikkor 50mm F1.4S + FUJI C200
Nikomat Ftn + Ai Nikkor 50mm F1.4S + FUJI C200
Nikomat Ftn + Ai Nikkor 50mm F1.4S + FUJI C200
Nikomat Ftn + Ai Nikkor 50mm F1.4S + FUJI C200
Nikomat Ftn + Ai Nikkor 50mm F1.4S + FUJI C200
Nikomat Ftn + Ai Nikkor 50mm F1.4S + FUJI C200
まとめ
綺麗に整備してもらったので気持ち良く撮れます。メンテ前も撮れた写真には不具合は無かったと思っていましたが無限合致の部分でモヤっとしていたのが改善されたみたいです。接眼レンズのカビが無くなってホッとしています。だって目だからね。お値段は税込送料込みで諭吉さん1枚半。市場より少々お安くて、正規メーカーだから安心って事で誠に宜しいですね。
今日はこの辺で。弊Blogをお訪ねいただき有難うございました。