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元下総国の民の仙台・美味と映像のクロニクル(Sendai Visual Chronicle)

【M5 Pro MacBook Pro・買替?】「MacかWindowsか、NeoかM5Proか―2026年春、最強のMacBook Proを選ぶ」。 April 2026

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昨年の春、「人生最後の1台」としてM4 Proを手にした時の高揚感は今も鮮明に覚えています。実際、私の日々のワークフローにおいてM4 Proは何一つ不満のない、文字通りの「完璧な道具」として君臨しています。ですから、今回の記事は決して買い替えを推奨するものではありません。

 

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しかし、新しく発表された「M5 Pro」のスペックシートを読み解くうちに、私のエンジニアとしての客観性が警鐘を鳴らし始めました。これは単なるチップの更新ではなく、設計思想そのものが「別次元」へ突入したことを意味しているからです。今日は、愛機M4 Proを使い込んでいるからこそ見えてくる、この「怪物」の正体と、Windows高スペック機との比較から導き出した私なりの結論を綴ってみたいと思います。

 




「人生最後のノートパソコンにするつもりで」M4 Pro Macbook Pro を選んだ!

その決意は今も揺るぎません。M4 Proは今日も快調に動いており、私の写真現像もブログ執筆も、何一つ不満のない日々を送っています。

ですから、今日の記事は「買い換えた」話ではありません。

しかし正直に言いましょう。

M5 Proのスペックシートを見た瞬間、私の心に「これはマズい」という感情が走りました。

道具として純粋に客観的に見て、M5 Proは「一世代上の進化」ではありません。ある特定の領域において、M4 Proとは別次元の話が始まっているのです。

今日はそれを、M4 Proを愛用するユーザーだからこそ見えてくる視点でお伝えします。そして最後に、「買うとしたら絶対このモデル」という私なりの答えも出します。

 

 M5 Proが「単なるチップ更新」ではない理由

 ① チップ設計の哲学が変わった――Fusion Architecture

M5 ProとM5 Maxには、Fusion Architectureと呼ばれる全く新しい設計思想が採用されています。これは2つの第3世代3nmダイを1つのSoCに統合するという、Appleにとって初めての試みです。

平たく言えば、これまでのApple Siliconは「一枚岩」の設計でした。M5 ProとM5 Maxは、それを「二枚重ね」にすることで、単純なプロセスの微細化だけでは越えられない壁を突き破った。

その結果、CPUマルチスレッド性能はM4 Proと比較して30%向上し、グラフィックス性能は最大50%の改善を達成しています。

30%という数字を「まあまあ」と感じる方――それはCPU処理の話です。本当に驚くべきは次の数字です。

② AI処理性能が「別物」になった

M5 ProとM5 Maxは、前世代比で最大4倍のAI性能を発揮し、M1世代との比較では最大8倍に達します。

この飛躍の鍵は、GPUの各コアにNeural Acceleratorが組み込まれた新世代GPUアーキテクチャです。GPU全体でAIワークロードに対して前世代比4倍以上のピークGPUコンピュートを実現しています。

私がM4 Proを選んだ1年前、「AIはまだ実験的機能」という肌感がありました。しかし2026年の今、Lightroomの「AIマスク」も、Photoshopの「生成塗りつぶし」も、Apple Intelligenceの文章アシストも、もはや毎日使う当たり前の機能になっています。

その「当たり前」が、M5 Proでは4倍速くなる。これはもう「数秒の差」の話ではありません。

③ SSDが2倍速くなり、標準容量も2倍になった

M5 ProモデルはSSDの読み書き性能が最大2倍に向上し、標準ストレージ容量が1TBからスタートします(M4 Proは512GBスタートでした)。

写真データや4K動画を大量に扱う方にとって、これは地味ながら非常に大きな変更です。バックアップの頻度、書き出しの体感、大量RAWファイルのブラウジング速度――すべてが変わります。

④ Wi-Fi 7とBluetooth 6――見えない部分の刷新

新しいMacBook ProにはApple独自設計のワイヤレスネットワークチップ「N1」が搭載され、Wi-Fi 7とBluetooth 6に対応しています。

Wi-Fi 7は現在のWi-Fi 6Eと比較して、理論値で約2.4倍の速度向上が見込まれます。自宅の回線環境を整えれば、大容量RAWデータのクラウド同期も感覚が変わるでしょう。


 ⑤ インターフェイスはM4 Proと完全に同一

「新しいモデルに変えたら、今使っているケーブルや周辺機器はどうなるのか」――これが気になる方も多いでしょう。

結論から言えば、有線ポートの構成はM4 ProとM5 Proで完全に同じです。

今使っているThunderbolt 5ケーブル、外付けSSD、外部ディスプレイ、すべてそのまま移行できます。これは地味に重要なポイントです。

 


「Windows高スペック機と迷っている」あなたへ

ここで少し寄り道をさせてください。

実は昨年、私はMacBook Proを買う前にヨドバシカメラ仙台へ足を運び、最新の高スペックWindowsマシンを真剣に見比べました。同じ予算帯で並べると、Windowsには確かに魅力的な数字が並んでいます。Nvidiaの最新GPU、32GBのDDR5メモリ、鮮やかなOLEDディスプレイ。

「これでもいいのではないか」という気持ちが正直よぎりました。

しかし冷静に考えた末、私はApple Siliconを選びました。その理由を、今改めて言語化してみます。

 

⑥ Windows高スペック機が「勝つ」領域

私見ですが、正直に言います。Windowsが明確に優れている領域はあります。

Nvidia RTX 5090やRTX 5080を搭載したWindowsラップトップは、GPU集約型のレンダリングや3Dワーク、ゲームにおいてMacBook Proを上回ります。専用のCUDAコアとテンソルコアは、DaVinci ResolveやAdobe Creative CloudのGPU処理を大幅に加速します。

また、ゲームに関して言えば、MacはWindowsに全く及びません。これは事実として受け入れるべき点です。当社の高校卒業の新入社員は、すでにこの領域を理解していました。知識は凄いし、お金もある様です。


⑦しかし「写真・動画クリエイター」の用途では話が逆転する

ではLightroomやPhotoshopを使う私の用途ではどうか。ここで決定的なデータがあります。

LightroomはCPUに依存する処理が多く、M5 MaxはRTX 5090搭載のWindowsラップトップより約40%高速でした。またDaVinci ResolveでのHEVC書き出しでも、AppleのMedia Engineが明確な優位性を示しました。

つまり、写真現像・動画編集においては、高価なNvidia GPUを積んだWindowsマシンよりApple SiliconのMacの方が速いという現実があります。

⑧私がApple Siliconを選んだ本当の理由――「オンチップ」の圧倒的優位

スペックシートだけでは見えてこない、Apple Siliconの本質的な強みが「ユニファイドメモリアーキテクチャ」です。

Windowsマシンは、CPUのRAMとGPUのVRAMが物理的に分離しています。GPUがRAMのデータを使う際には、データをVRAMへ転送するという「橋渡し」の作業が必要になります。この転送コストは、処理が重くなればなるほど足かせになります。

Apple Siliconでは、CPUもGPUもNeural Engineも、すべてが同一のメモリプールを共有しています。LightroomのAIマスクが走る時も、Photoshopの生成塗りつぶしが動く時も、データはチップ内を高速に行き来するだけで、「橋渡し」のロスが存在しません。

さらに、バッテリー駆動時の性能差は決定的です。Windowsラップトップはバッテリー動作時に性能が大幅に落ちますが、MacBook ProはACアダプターを外しても同等のパフォーマンスを維持します。

カフェで、旅先で、移動中の新幹線で電源を探さずにフルパフォーマンスで写真現像できる。これはWindowsには真似のできない体験です。

⑨静粛性と発熱という「見えないストレス」

もう一つ、ヨドバシの店頭で実感したことがあります。高スペックWindowsマシンのファンの音です。

高負荷時、WindowsラップトップはMacBook Proと比べて明らかに大きな音を立て、温度も高くなりました。MacBook ProはM5 Maxでも最高約41℃を維持したのに対し、RTX 5090搭載のWindowsマシンは47〜48℃に達しました。

自宅の静かな書斎でブログを書く時間、深夜に写真を現像する時間、そこにジェット機のような冷却ファンの唸りは要りません。静粛性は、長時間作業をする人間にとって「贅沢」ではなく「必需品」です。

 


➓ 結論:MacとWindowsは「別の道具」である

ヨドバシで高スペックWindowsマシンを眺めながら、私が最終的に至った考えはこれです。

MacとWindowsは、比較して優劣を決める対象ではなく、そもそも目指している世界が違う道具である。

ゲームを楽しみたい、3DCGレンダリングに専用GPUの力を借りたい、Windowsでしか動かない業務ソフトがある――そういう方にとってはWindowsが正解です。

しかし、Lightroom・Photoshop・動画編集・ブログ制作という私たちの用途においては、Apple SiliconのMacBook Proは現時点で他の追随を許しません。そしてその優位性は、M5 Proでさらに磨きがかかっています。

 

私の答えは明確です――14インチ M5 Pro(18コアCPU / 20コアGPU / 24GBメモリ)です。

 

その理由を三つ。

理由1:「Pro」を選ぶ重要性は、昨年も今年も変わらない

昨年の私が「無印M4ではなくM4 Proを選んで正解だった」と感じているように、無印M5は避けるべきです

無印M5はThunderbolt 4止まりです。M5 ProはThunderbolt 5を搭載しています。接続規格の差は、今後3〜4年のうちに確実に体感差として現れてきます。外付けSSDの転送速度、高解像度ディスプレイへの対応、将来の周辺機器との接続性――「人生最後のMac」として長く使い込むなら、ここは絶対に妥協してはいけません。

理由2:15コアよりも18コアを選ぶ理由

M5 Proには15コア(スーパーコア5基+パフォーマンスコア10基)と18コア(スーパーコア6基+パフォーマンスコア12基)の2種類が存在します。

「どうせなら上を」という単純な話ではありません。マルチスレッド処理の差は、複数のRAWファイルを並行現像したり、4K書き出しをしながら別作業をするといった「重ね使い」の場面で如実に出てきます。「人生最後のMac」として5年・6年と使い込むなら、ここはケチらない方がいい。価格差を年数で割れば、大した差ではありません。

理由3:16インチではなく14インチを選ぶ理由

M5世代も14インチと16インチで搭載チップは同じM5 Proです。重さと携帯性を考えると、14インチに軍配が上がります。

なお、次のM6世代ではOLEDスクリーン、ノッチ廃止、薄型デザインへの刷新が報告されています。「デザインの大幅刷新を待ちたい」という方は、M6まで待つという選択肢も十分合理的です。ただしその場合、さらに1〜2年待つことになります。「今すぐ最強の道具が欲しい」という方には、現時点でのベストアンサーはM5 Pro一択です。


M4 Proユーザーの私は、それでも買いません

正直に言えば、M5 Proは「今からMacBook Proを選ぶ人にとって、間違いなく史上最強の選択」です。

しかし私のM4 Proは今日も完璧に動いています。写真現像のストレスはゼロ、動画編集も滑らか、AI処理も十分。「4倍速いAI」を必要とするほど、私の日常はまだそこまで来ていない。

道具は、使いこなしてこそ道具です。

M5 Proという怪物の存在を横目で眺めながら、私はM4 Proという愛機のキーボードに指を置きます。

ただ、もし今あなたが「MacBook Proを初めて買う」「M1・M2世代から買い換える」「仕事でAIツールをフル活用している」という状況なら、私は迷わずこう言います。

14インチ M5 Pro、18コアCPU、メモリは24GB以上。これを買いなさい。後悔しません。

 


【付録】MacBook Neoは選択肢に入るか?

同じ2026年3月、Appleはもう一つのマシンを発表しました。MacBook Neo、税込み99,800円という、Appleが過去に販売した中で最も安価なノートパソコンです。

カラフルな筐体、ノッチなしのすっきりしたディスプレイ、そして「Macがこの価格で買える」という衝撃――話題性は十分です。

しかし、写真現像・動画編集・Photoshop・ブログ制作といった私と同じ用途を持つ方には、残念ながらこの機種はお勧めできません。理由を正直にお伝えします。

① チップがそもそも「別物」

MacBook NeoにはM系チップではなく、iPhoneと同じA18 Proチップが搭載されています。これはコスト削減のための設計判断であり、プロ用クリエイティブ作業を想定した選択ではありません。MacBook ProやMacBook AirのM系チップとは、設計思想の出発点が根本的に異なります。

② RAMが8GB固定・増設不可

メモリは8GBに完全固定されており、購入後に増設する手段はありません。LightroomでRAWファイルを複数展開しながらPhotoshopを併用する、といった「重ね使い」のワークフローでは、すぐに限界に達します。macOSのメモリ管理は優秀ですが、それでも8GBはRAW現像用途には心許ない数字です。

③ ポートが壊滅的に少ない

USB-Cポートが2つ(しかも左側がUSB 3、右側がUSB 2という非対称構成)とヘッドフォンジャックのみで、Thunderboltは非搭載です。外付けSSD・外部ディスプレイ・充電を同時につなぐだけでポートが埋まります。SDカードスロットもありません。RAWデータをカメラから取り込む際の手間は、M4 ProやM5 Proと比べると明らかに見劣りします。

④ 外部ディスプレイは1台・4K/60Hzまで

外部ディスプレイのサポートは1台のみで、解像度も4K/60Hzが上限です。大画面での色調整や、マルチディスプレイでの作業環境を求める方には対応できません。

⑤ ファンレス設計=高負荷で性能が落ちる

A18 Proは省電力スマートフォン向けSoCであるため、MacBook Neoはファンレスのパッシブ冷却を採用しています。RAW現像や動画書き出しのような継続的な高負荷処理では、熱による性能低下(サーマルスロットリング)が避けられません。MacBook ProのようなデュアルファンによるアクティブクーリングはNeoには存在しないのです。

⑥ キーボードバックライトなし

地味ですが見逃せない点として、キーボードにバックライトがありません。暗い場所での作業や、夜のカフェでのブログ執筆は思いのほか不便を感じるはずです。

 


MacBook Neoはどんな人に向いているか

誤解のないよう付け加えると、MacBook Neoは「悪い製品」では決してありません。学生・初めてのMacユーザー・メール・ウェブ・文書作業が中心の方にとっては、599ドルでこれだけのものが手に入るというのは驚異的なコストパフォーマンスです。

ただ、私のような写真・動画クリエイターにとっては、MacBook Neoとは製品カテゴリーが根本的に異なります。比較の俎上に乗せること自体、少し無理があると言えるでしょう。

道具は用途に正直に選ぶべきです。その意味で、私の答えは今日も変わりません。

 

MacBook Pro M5 Pro一択です。

 

M5 Pro MacBook PRO を検討するならば、Apple Storeがオススメです。いろいろ選択肢が広がりますから。


最後までお読みいただきありがとうございました。来年のM6 Proが出た時、この記事を読み返すのが今から少し楽しみです。最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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