
宝来町のホテルから津軽海峡を
初夏の薫りが漂う6月、久しぶりに故郷の函館へと帰ってきました。千歳への出張の前に休暇を取り、心惹かれるように足を向けたのは、いつも心の中にあるこの街だ。
早朝の雨がしとしとと降り続く中、宝来町のホテルから散歩に出かけた。濡れた石畳が街灯を反射し、まるで水彩画のような函館山や元町の風情を醸し出している。傘越しに見る街並みは、懐かしさと切なさが入り混じった、なんとも言えない美しさだった。
今回の旅の目的は、愛しい人たちとの再会だ。施設で暮らす母の、白髪だけど穏やかな顔。そして、父が静かに眠るお墓。手を合わせると、過去の思い出が走馬灯のように蘇り、胸が熱くなった。
墓参りの帰り道、五稜郭駅から函館駅へと向かう短い列車の旅。ガタゴトと揺れるヂィーゼル車の車窓から流れる景色を眺めていると、遠い日の記憶が蘇る。高校時代の仲間たちとの同窓会では、65歳になった互いの顔に時の流れを感じつつも、あの頃と変わらない笑顔で語り合った。そして、弟夫婦との食事。彼らと過ごすひとときは、まるで時が止まったかのようだった。
限られた時間の中で、iPhone で切り撮った故郷の風景。それは単なる写真ではなく、心に深く刻まれた大切な記憶の断片だ。それぞれの写真に、愛する人たちとの温かい時間、そして故郷への尽きることのない想いが詰まっている。そして、函館から千歳へ、そして仙台へと向かう旅路は、故郷の温かさを胸に、日常へと戻っていく静かな時間となった。再びこの街を訪れる日まで、この写真たちが心の拠り所となるだろう。
宝来町、五稜郭をぶらり
雨の宝来町をぶらり









五稜郭駅










宝来町



千歳へ

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