仙台駄菓子。
仙台に来るまで知りませんでした。
漫画の美味しんぼにチラッと記載されている以外は気にした事はありませんでしたが、結構有名らしいです。
先だってこちらのお店の桜を撮りに出掛けた折りに少し買い求めたら、これが結構美味しくて。
今度は駄菓子を目的に出掛けて来ました。
今日のお店は「仙台駄菓子の石橋屋 」です。
仙台駄菓子とは
仙台駄菓子の心得とは
石橋屋イメージ駄菓子は日本の風土が生んだ民族固有のもので、日本菓子の祖先です。駄菓子の主な原料は、その地方の特産物を用いるのが特色です。甘さはつるし柿の甘さが基準とされております。精選された黒砂糖や米飴の甘さが駄菓子の味ともいえます。駄菓子は、なりふりをかまいませんが、四季を重んじ形や色や味で季節感を表現します。形は非文化地方ほど色彩がきつく、風味は他のいかなる菓子にもない異様さを持ち、かつ濃厚なものほど意義が深いものです。駄菓子は元を雑菓子と云い、東京より南地方(京都・大阪・四国・九州)は雑菓子と云い、東京より北の地方(関東・東北・北海道)は駄菓子と呼んでおりました。
江戸時代、武士は貧乏で町民は裕福であったため、幕府はあらゆる手段で町民の生活を抑圧し、例えば庶民が食べる菓子には、一切白砂糖は使用できぬと云い、雑菓子以外は食べることができませんでした。それで駄菓子の駄は粗悪なもの「つまらぬもの」と軽蔑思想が生んだ言葉です。
菓子のうち、駄菓子という名称が出たのは文政の頃で国花万葉記に雑菓子と記されております。仙台駄菓子の由来はその地方の風俗、気候、穀物に合わせて独特の雑菓子が作られ、特に東北地方は文化が貧しく、賃金も低いので安く形が大きく、腹持ちのする食べ物が必要でした。また、保存のできるものも必要でした。
伊達藩には仙台糒(ほしいい)と云って糯(もち)きび、粳(うる)きび、粟きび、トウモロコシきび等があり、これを原料として菓子種を作り、この菓子種を使って、おこし類が作られました。
この仙台糒と云うのは、伊達藩独特の製法によって作られ、一種の携帯食として、江戸への参勤交代や野戦での折りに食料として使用されました。仙台糒の製法は伊達藩の家伝で門外不出とされ、時折この仙台糒が家臣や町民にも払い下げられました。払い下げられた仙台糒を原始的家内企業で独特のおこしや黄粉、胡麻、くるみ、粟等を使ったねじり菓子、餅菓子等が作られました。
これが、いわゆる仙台駄菓子の由来です。
出典元:石橋屋のHP
最後までおつき合い下さい。
目次
感染対策について
アルコール消毒は入り口に常備しています。趣のある和風建築です。店内はお菓子の展示販売スペースのみで、購入する場合はビニールカーテンで仕切られた帳場で支払うシステムですので、全く接触はありません。扉は2方向が空いておりますので安心です。
(2021年4月初旬訪問)
お店の雰囲気
素晴らしいお店構え。晴天が良く似合います。京都風の連子窓ですが、江戸情緒を感じます。
仙台景観重要建造物指定建物になっております。
店内の様子です。ご覧のように誰も居りません。
仙台駄菓子
3種類を買い求めましたが、こんな袋に入れてくれます。袋代は掛かりませんよ。郷里駄菓子・名代飴の表記が中々良いですね。
買い求めたのは「きんぴらごぼうかりんとう」「ばん茶菓子」「牛乳かりんとう」です。
この牛乳かりんとうは最高に美味しい。甘さを抑えて飴の様な軽めの味が気に入っています。妻はばん茶菓子が気に入っておりまして、甘さがなく番茶によくあいます。
仙台駄菓子の桜
桜の季節にはこんな綺麗が桜が咲きます。
その他
お店情報
店名 石橋屋
住所 宮城県仙台市若林区舟丁63
電話番号 022-222-5415 FAX 022-261-7784
定休日 不定休
営業時間 9:30~19:00
備考
カメラ
★28mm F2.8と言う明るい単焦点レンズのカメラですが、クロップで35mmと50mmで撮ることが出来ます。テーブルフォトでは綺麗に撮れます。オススメです。
売り上げランキング: 9,417