4月の事ですが、フィルムカメラを持って、二週続けて谷根千界隈を散策しました。一週目は一人でロケハン、二週目は妻と本番のお写ん歩です。互いに谷根千は初めてではありませんが、食事は出来るだけ未訪問のお店を訪ねることにしています。
この日は谷中ヘビ道沿いにあるお蕎麦屋さんに入りました。ヘビ道はかつては藍染川があった通りで、今は暗渠になっています。谷中銀座やよみせ通りに通ずる処です。
店名は「手打ちそば 三里」さんです。
確か、いつも外待ちの行列が出来ていたお蕎麦屋さんです。この日は外待ちが居りませんでしたので、勢い暖簾を潜りました。どうか最後までお読み頂きたくお願いします。
目次
お店の雰囲気
◯三里とはいい店名です
▼土曜日のお昼でしたが、外待ちがなく、店頭を撮影出来ました。
▼引き戸の前に暖簾があり、お店の中が見えない様に工夫してあります。店頭の植栽も綺麗です。店内はカウンター続きの一体式テーブルで一辺に5名、2名、2名の9席の小さなお店で、お隣とは肩が触れ合います。
▼メニューは至ってシンプルで、自慢の鴨せいろから、数種類のお蕎麦が書いてありました。
お食事
◯妻はオススメの鴨せいろ 1,620円
▼注文後、待つ事しばし。いや、随分待ちました。先客は殆ど食べてませんでしたので、順番に作るので止む得ません。厨房にはご主人お一人。風貌と客あしらいは蕎麦職人と言うより、大変失礼ですが脱サラっぽい印象でした。
出来上がった鴨せいろです。上品にもお盆に載って登場です。蕎麦湯割りの蕎麦ちょこが付いています。
▼せいろ
蕎麦はとても細打ち。季節柄もあり、とても喉越しはイイそうです。
▼鴨ツケだれ
鴨肉は団子になっています。つくね団子がコリコリするそうです。焼きねぎに三つ葉の香りが素晴らしい。やや濃い目のつけ汁ですが、鴨肉の旨味が凄いそうです。
◯わたしはごまだれせいろ 1,030円
▼同じ鴨せいろを注文するのもアレなので、わたしはごまだれせいろにしました。これも、入り口脇に小さく出ていた短冊に書いてありました。構成は鴨せいろと同じですが、蕎麦湯割り用の御猪口はありません。ゴマだれをそのまま割れと言うことですね。
▼やはり、せいろの蕎麦は細打ちです。計算されているのだと思いますが、蕎麦は少し長めで、啜るとしっかりと喉越しを感じます。量は少ないですが、風味的にはちょうど良い量の様な気がします。
▼ごまだれ
ごまは慣れているつもりでしたが、胡麻の香りが立ち、甘い風味で美味しい。
▼茹で加減が良いお陰で、しっかり胡麻だれを纏って、口の中から鼻腔に抜ける香りが堪りません。美味しいお蕎麦です。
▼胡麻だれを蕎麦湯で割るのは初体験でしたが、口当たり良く美味しく、スーと入ってきました。美味しいものですね。
食べ終わって
店名の三里はどう言うお気持ちで命名されてのか分かりませんが、わたしは妻と歩いて来た、この30年を思い、やはり「連がな三里回らん」を思い浮かべました。店名とお蕎麦はとても素晴らしかったです。ご馳走様でした。
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その他
お手洗い
綺麗ですが、和式のおトイレでした。
お店情報
店名 手打ちそば三里(さんり)
住所 東京都文京区根津2-33-9
電話 03-5814-1810
営業時間 昼 12:00~14:00 夜 17:00~22:30 (ラストオーダー22:00)
定休日 水曜日
備考 禁煙
カメラ
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