先日、脳ドックの後で「世界の中古カメラフェア」に寄ってみた。正確に言うとかなりの遠回りだが、山手線に乗ったので問題ない。一周するからね。
渋谷の東急百貨店も本店ならば10数年前はよく行ったが、東横店は地階以外はほぼ初めてだった。東横店を訪ねて感じたことだか、華やかな東急百貨店の中で、この催事場だけは異質だったということ。年齢層もかなり高いし、ほぼ白髪の先輩世代が多かった。私も若い格好はしていたが例に漏れずに白髪だし同化していたと思う。間違いなくハチ公前広場の若者は一人も居なかった。
まぁ~そもそも観に行くだけって言うのは無理の様な気がしていたし、前日には夏のボーナスの明細が明らかになっていたので気が緩んでいたんだと思う。
「お安い中望遠のマクロレンズ」と的を絞って観ていたら、ショーケースの中に見つけちゃいました。
タムロンが自ら伝説と言う言葉を使う「初代SP90mm F2.5 [Model 52B]」です。ポートレートマクロレンズ。
やわらかな描写が特徴の変形ガウスタイプの光学系を用い、小型で、中望遠としてもマクロとしても汎用性のある、使い勝手の良いレンズを設計した結果、やわらかでボケ味の良い、かつシャープで立体感のある、一般撮影に向いたマクロレンズが出来上がったのです。
出典元:タムロンHPから
30年前のレンズなので外観はそれなりだが、前後キャップもついて機能は問題なそう。ニコンAi−Fマウントのアダプトール2が付いていた。中玉に少しくもりが見受けられるけど写りには影響無さそうだし、出る訳がないがシングルコートの様な味が出るかもと前向きに購入しました。私の後方から「いいレンズだぞ。その割に値段が上がんない」なんて、 この会場でカメラやレンズを観ていると色んな人が色んなことを教えてくれます(笑)
下図(右上)付いていたアダプトールはニコンFマウント用(カニ爪無し)です。となると、手持ちのF50か、アダプターでα7Ⅱで撮るかなと。でも、会場で探してみました。そしたらあるではないか、OMマウントのアダプトール(左上)と、カニ爪付きFマウントのアダプトール(中央下)が。ソニーAマウントはあったが無用、Kマウントも欲しかったが会場には無かったです。しかし、流石は世界中古カメラフェアです。これらを実店舗で探そうと思ったら、途方もない労力が必要になりますからね。
という事でOMマウントのアダプトール2でOM-1にセットすると、
買ってきたままのAi-Fマウントでは、
カニ爪付きはガチャガチャのNikomatFTn用に買いました。写真撮り忘れました。
という事で、下のセットで翌朝自宅のお庭で試し撮りです。
妻曰く、一度根こそぎ刈られたのに、また咲いた根性があるシロツメ草です。ボディ内手ぶれ補正が効いています。
マンション内の他人の車でけどイイんじゃない。
他人のシュナウザーだけど、アップにすると毛並みまで描写してます。
と言う訳で中望遠マクロレンズを手に入れたので暫く大人しくしています。さぁ~花でもポートレートでもと、意気込んでみました。