関東の方、または東京のラーメン好きの方ならご存知だと思いますが、講談社のTRYラーメン大賞と言う雑誌が発行されています。その " 第18回 TRYラーメン大賞2017-2018 新店 オリジナル部門 1位・新店 味噌部門 4位 " のラーメン店が我が街にあるのです。
☆地元 京成大久保駅前のお店を勝手に紹介する学園おおくぼ商店街シリーズ!☆ です。
そのお店は「房総式ラーメン JINRIKISEN 人力船」さんです。
JINRIKISEN(人力船)さんは、千葉の北総小室の「千葉ラーメン拉通 ra2」の姉妹店で、千葉ラーメン拉通 ra2のオーナーが店主を務めるお店です。以前2食程食べたことがありますが、久しぶりに訪ねてみました。ra2は思うところがあり遠ざかっておりますが、こちらは接客・お店の綺麗さ・とにかくお味がばっちりです。最後までおつき合い下さい。
目次(クリックで飛べます)
- お店の雰囲気とテーマ
- ★房総式ラーメン 味噌、中盛、小辛 900円
- ★期間限定 房総式ブラック 830円*1
- ★数量限定 辛い油そば 卵黄入り中盛225g 440円、トッピングチャーシュー 90円
- ★1/30から売り切れ御免 醤油かけラーメン 780円*2
- ★2/1夜から売り切れ御免 ちーゆSOBA 780円*3
- 食べ終わって
- その他
お店の雰囲気とテーマ
◯第18回 TRYラーメン大賞
◯店頭アピール合戦中のグレミオ
商店街のグレミオには全12店舗入っていますが、決まりが無いのか店頭アピール合戦が繰り広げられています。左下の写真は華やかです。最早どのお店のアピールなのか探さなければ分からない上に、入店の邪魔になっています(笑)。JINRIKISENは一階の右奥にあります。
お店の近景はこんな感じで、やはりアピール多しです。全部読むのは大変です。
◯房総式ラーメンとは
こちらのラーメンはチャーシューやメンマが乗る一般的なラーメンではなく、注文毎に手鍋にスープと漬け込んだ鶏もも肉とタレ、自家製ラー油を加え、全部一緒に煮込む事でスープに肉の旨みと辛味を加わる、とてもボリューミイなオリジナルの旨辛ラーメンだと説明がありました。わかりますでしょうか?読み進む内にわかりますよ。
千葉県内で一杯一杯手鍋で調理すると言えば「南房総の竹岡式ラーメン」があります。同じく辛いラーメンでは「勝浦の勝浦担々麺」があり、その融合型だの様です。
◯グランドメニュー 房総式ラーメンのメニュー表
房総式ラーメンは醤油・味噌・カレー味から一択。そして麺量・辛さを選ぶシステムです。実に分かり易い。最後に1/4程スープを残しておじやを追加料金で頂く。おじやも二種類から一択。ラーメンのオプションも豊富で、なるほど「新店 オリジナル部門 1位」になるのは頷けます。
★房総式ラーメン 味噌、中盛、小辛 900円
房総式ラーメンの醤油味とカレー味は以前食べたことがあって、醤油味はBlogに書いた事があります。カレーは写真を失敗して未掲載。今回は未食の味噌味をお願いしました。
下の写真、ご覧の様に麺がうっすらとしか見えません。目の前に焦げ目をつけた鳥肉がゴロゴロと、奥には生のキャベツ。真ん中に刻み玉ねぎがこんもりと載り、糸唐辛子がトップを占めています。醤油味の方が色合いは良いかもしれませんが、ボリュームが多いのは見て取れます。
麺は浅草の開化楼のモノ。東京ではブランド麺です。ゴロゴロ入っている鶏もも肉はなんと200gもあります。鶏肉とは考えましたね、豚は高いですからね。関心しきりです。説明通りに注文毎に手鍋で鶏肉とスープと一緒に煮込んでいました。とろ味のあるスープが平打ち麺に絡みます。小辛も丁度良いです。この麺は加水率が高いのかあまり伸びません。
★玉子おじや 150円
1/4残したスープを一旦下げて直火で玉子おじやを調理して、再び受け皿に乗って登場です。この調理のために耐熱容器(どんぶり)を用いている訳です。湯気が吹き出し、おじやはグツグツ音を立てています。
冷めない内に蓮華で少々混ぜて、取り皿に受けて頂きます。旨い!チーズトッピングをすれば良かったと後悔しますが、本当に旨いです。アイデアラーメンですね。
★期間限定 房総式ブラック 830円*1
房総式×マー油を組み合わせた期間限定メニュー房総式ブラックを販売中でした。この記事アップの頃には終わっているかもしれません。注文時に確認した限りでは、辛くないですが、多少ブラックペッパーを使っているそうです。
ラーメンの具材の構成は房総式と基本同じで、糸唐辛子が無いくらいですが、スープの色がマー油の黒で染まっています。正にブラック。
マー油は炒めて焦がしたニンニクとごま油で作った調味油で熊本ラーメンに入っている調味料。胡麻の風味よりもニンニクの方を強く感じました。これは旨い。房総式の醤油よりも少し奥行きがある感じで堪能しました。
★ガーリックおじや 130円
マー油入りのラーメンなのでおじやはガーリックおじやです。にんにくチップで更に強調されたおじやが、香ばしいにんにくの香りを携えて出てきました。旨いね~これは。
★数量限定 辛い油そば 卵黄入り中盛225g 440円、トッピングチャーシュー 90円
期間限定とか数量限定とかお客の興味を引く文言が多用していますが、しっかり狙いにハマって食べてしまいました。辛い油そばです。自家製ラー油と醤油ダレと麺だけのシンプルな油そばです。シンプルより多様性が好みなので卵黄入りを注文。出てきたのがとても綺麗でボリューミーは一杯でした。麺と玉子に掛かった醤油ダレが妙に旨そうです。底に溜まった辣油も光って更に旨そう。
当然混ぜるんだよね!とマゼマゼします。旨くない訳がありません。醤油ダレも工夫してるのかな。トッピングしたチャーシューもイイアクセントになっていました。
★追い飯 80円
油そばはスープOFFなのでおじやは出来ないので追い飯。丼に残ったタレをまぶして完食です。これも美味しいね。ちょっと贅沢なTKGですよ。
★1/30から売り切れ御免 醤油かけラーメン 780円*2
麺友のInstagramで知った限定らーめんを食べに行ってきました。Ushimaruさんと言う方から頂いた高級地鶏を使ったかけラーメンです。かけだから具は無し。麺とスープだけです。
希少な房総地鶏の親丸鶏100%のスープと中太ストレート麺の組み合わせでした。100%って事は「水と鶏」だけ?表面のちー油も同じ鶏のものなんでしょう。美味くない訳がない一杯ですよね。房総式のお店なのに全然暴走せずに王道の一杯を提供するなんて憎いですね。
しかし麺量140gくらい?なのでアッと言う間に完食。もっと食べたいと言う気持ちで征服されました。
★玉子おじや 150円
その満たされぬ欲望をおじやで埋めます。本当はこの鶏のもも肉のほぐしおじやがあったのですが、玉子おじやを注文。スープは1/4ほど残したこの淡麗なスープを使っているので十分に美味しいおじやでした。ちょっと体調が悪くて玉子が食べたかったのです。わたしは玉子が大好き。女優の玉子なんて特にイイですね(嘘)
★2/1夜から売り切れ御免 ちーゆSOBA 780円*3
先のUshimaruさんから提供鶏の第二弾ということらしい。でもフライパンで提供って少々寂しい気分に。メニューにはしっかりフライパンって書いてありますが、直面するとなんだかね。
先のちー油と生揚げ醤油をフライパンで絡めた一皿。麺量は150gくらいかな。ちー油より生揚げ醤油の方が強がっていましたが、これはこれで美味しかったです。
絡めて別の器に移したら、ちー油も醤油もフライパンに残っちゃうので苦肉の策なんだと思いますが、フライパンから直に食べたのは人生初でした。ちょっと興ざめでした。
★ガーリック追い飯 120円
ガーリック追い飯はフライパンに残ったちー油と生揚げ醤油を絡めて食べる一品です。基本的に最後まで完飲完食を勧めるJINRIKISENさんの一杯なんでしょう。味は良いですよ。
食べ終わって
この数ヶ月で実食したラーメンを纏めてみましたが色々なラーメンがありました。個人的にはこちらのJINRIKISENさんの食事のスタイルをとても気に入っていて、お金も時間も掛けているスープをおじやと言う形で完食完飲すると言うスタイルがとても斬新です。食ゴミが発生せず、お客もお店も満足する訳です。耐熱容器でおじやを作るなんて秀逸ですね。
個人的にはまんまとおじや迄頂いてしまい、炭水化物 ON 炭水化物となってしまうのは非常に危険ですがね。
とにかく毎度毎度ご馳走様で御座いました。
近くTV放映もあるそうです。" 講談社 第18回 業界最高権威 TRYラーメン大賞 " の審査委員レイラさんが食べているとか。レイラさんのことですから、あの細いボディで3杯くらい食べているんだろうなぁと想像しています。
その他
*1,*2,*3共に記事UP時には終了しているかもしれません。ご容赦下さい。
駐車場
プラザ・グレミオの前にコインパーキンがありますのでご利用下さい。
おトイレ
グレミオの共有トイレです。水洗トイレですが公衆トイレの様です。
お店情報
店名 房総式らーめん専門店「JINRIKISEN-人力船-」
住所 習志野市大久保1-16-18
定休日 日曜日
営業時間 11時~15時、17時~21時
備考 京成大久保駅から徒歩で5分(私の脚で)